色あせる「記憶」が宝 フィルムカメラ、加工しない尊さ
トキコエテ⑤
[有料会員限定]
「デジタルでは味わえない色味、光り方がある」。埼玉県に住む大石俊太郎さん(36)は昨年12月中旬、なじみの三葉堂写真機店(東京・荒川)に足を運んだ。お目当てはフィルムカメラで撮った旅先の写真。雪の日の1枚を見ながら「ストロボで撮るといいですね」と店員と会話を弾ませた。
写真を撮るのは長らくデジタルカメラやスマートフォン。ここ3年ほどの新型コロナウイルス禍で一人の時間が増え、フィルムカメラ風の設定...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。

昭和期に人気を集め、その後下火になったと思われていたものが、時を超えて若者たちの注目を再び集めています。単なる「ノスタルジー」では片付けられない、令和に見いだされた新たな価値があるのでは――。取材班が探りました。
関連企業・業界