身寄りない13人火葬せず 名古屋市、最長3年超放置
身寄りがなく死亡した13人を名古屋市が火葬せず、最長3年4カ月間にわたり葬儀業者の保冷施設に放置していたことが18日、市への取材で分かった。他に、死者の相続人への連絡や身寄りに関する調査を中断した例も5件あった。担当者は「新型コロナウイルス関連の事務に追われていた」などと釈明しているという。
市は計18件の事務処理に関わった職員のうち、放置の期間が1年以上に及んだ7人を戒告の懲戒処分にする方針。18日午後に発表する。
市によると監査で発覚した。相続人と相談するなどした結果、13人の遺体は市が火葬すると決まったにもかかわらず、葬儀業者の保冷施設に放置されていた。
墓地埋葬法は火葬や埋葬を行う人がいない、あるいは判明しない場合、死亡地の市町村長が行うと規定している。〔共同〕
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