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浜口監督新作に脚本賞、カンヌ映画祭

(更新)
第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した浜口竜介監督(右、17日、フランス・カンヌ)=ゲッティ・共同

【カンヌ=共同】フランス南部で開催された世界三大映画祭の一つ、第74回カンヌ国際映画祭の授賞式が17日夜(日本時間18日未明)開かれ、コンペティション部門に出品された「ドライブ・マイ・カー」の浜口竜介監督(42)と大江崇允さん(40)が脚本賞に選ばれた。日本人の同賞受賞は初めて。

最高賞「パルムドール」にはフランスのジュリア・デュクルノー監督の「チタン」が輝いた。女性監督作の最高賞受賞は1993年のジェーン・カンピオン監督「ピアノ・レッスン」以来史上2作目。「チタン」は頭にチタンを埋め込まれた女性が車を性的対象とし、異質な存在を身ごもって展開する衝撃作。

「ドライブ~」は村上春樹さんの短編小説が原作。妻を亡くした舞台俳優・演出家(西島秀俊さん)が演劇祭のため訪れた広島で、専属運転手に任命された女性(三浦透子さん)と出会い、自身の悲しみを見つめ直す姿を描いた。

浜口監督は受賞スピーチで「最初にお礼を申し上げなくてはならないのは、原作者の村上春樹さんです」と感謝し「(脚本を)素晴らしいと思っていただけたのは表現する役者たちが本当に素晴らしかった(から)」と語った。

世界最高峰のカンヌのコンペに浜口監督は2018年「寝ても覚めても」で初選出され、2度目の今回で初受賞した。

浜口監督は昨年9月のベネチア国際映画祭で、脚本を共同執筆した「スパイの妻」(黒沢清監督)が監督賞を受賞し、今年3月のベルリン国際映画祭では自作「偶然と想像」で第2席に当たる審査員大賞を獲得。携わった作品がベネチア、ベルリン、カンヌの世界三大映画祭で連続受賞を果たし、是枝裕和監督らに続く次世代の日本人監督として世界的に注目されている。「ドライブ~」は日本で8月20日公開。

他の主な受賞作、受賞者は次の通り。(敬称略)

審査員特別大賞=「ヒーロー」(アスガー・ファルハディ監督)、「コンパートメントNo.6」(ユホ・クオスマネン監督)。監督賞=レオス・カラックス監督(「アネット」)。審査員賞=「メモリア」(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)、「アヘッズ・ニー」(ナダブ・ラピド監督)。女優賞=レナーテ・ラインスベ(「ワースト・パーソン・イン・ザ・ワールド」)。男優賞=ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(「ニトラム」)。

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