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時代物語る航空機、一堂に 新博物館オープンへ、茨城

 YS11の量産初号機(国立科学博物館提供)=共同

国立科学博物館(科博)は今年、茨城県筑西市の鉄道車両などを展示するテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」に、戦後初の国産旅客機や、南極観測隊で使われたヘリコプターなどを展示する航空博物館をオープンする。担当者は「日本の航空史を語る、ストーリー性のある飛行機を集めた」と見どころを紹介。科博が民間と博物館を運営するのは初めてとなる。

目玉は1998年に最終フライトを終えたYS11の量産初号機。日本機械学会の「機械遺産」に認定されている。科博が羽田空港の格納庫で20年以上保管し、一度解体した後に筑西市に移動させ、元の姿に組み立て直した。今にも飛び立ちそうな美しい姿を保った機体を間近で見ることができる。

他に展示されるのは、戦時中に前線で壊れた零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の複数の部品を継ぎ合わせ、偵察機として使用された機体や、戦後の航空再開後最初に飛んだ飛行機、グライダーの「電建号」など。南極観測で活躍し、59年に昭和基地から樺太犬のタロとジロを救出した際に使われたヘリコプター「シコルスキーS58」も並ぶ。

これらの中には、展示場所不足で長く人目に触れずにいた機体も多かった。歴史的価値のある資料の地域活性化への活用を進める国の方針も受け、運営のための一般財団法人を「ザ・ヒロサワ・シティ」と共同で立ち上げた。新型コロナウイルス感染症の流行状況が見通せないため、オープン時期は未定だが、年内を目指している。

科博の鈴木一義産業技術史資料情報センター長は「日本は最も古い航空史を持つ国の一つ。その各場面を彩る実機を通して、技術発展の様子を見てほしい」と話した。〔共同〕

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