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東北新幹線脱線、影響長期化も 宮城・福島で震度6強

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宮城県登米市や福島県相馬市などで16日深夜に震度6強を観測した地震は4人が死亡し、少なくとも計107人がけがをした。東北新幹線の列車が脱線し、17日の始発から一部運転を見合わせた。影響は長期化する可能性がある。高速道路などでも被害が出ている。

岸田文雄首相は17日の参院予算委員会で、救命救助に全力で取り組むことなどを指示したと説明し「高い緊張感をもって対応に万全を期したい」と述べた。政府は自衛隊を災害派遣する。

JR東日本によると、東京発仙台行きの東北新幹線やまびこ223号が白石蔵王駅(宮城県白石市)から約2キロメートルの地点で脱線した。78人が乗っていたがけが人はいない。同線は那須塩原-盛岡間の上下線で運転を取りやめ、運行する東京―那須塩原間、盛岡―新函館北斗間も本数を大幅に減らす。

今後、脱線車両の復旧や設備の点検をする予定。橋脚などが損傷しており、全面再開までは「相当の時間がかかる」(同社)見込みという。常磐線や東北本線などの在来線も一部区間で運転を見合わせた。

総務省消防庁や警察庁などによると、地震との関連を調査中のケースを含めて4人が死亡、少なくとも計107人が負傷した。住宅の倒壊も起きている。東北地方の高速道路は広い範囲で通行止めになった。白石市の東北自動車道では約50メートルにわたり路面のひび割れが発生した。

原子力規制庁などによると、東京電力福島第1原発の2号機で使用済み核燃料プールの冷却が停止し、その後復旧した。福島第1原発5号機と第2原発の1号機と3号機、東北電力女川原発1号機のプールの冷却も一時停止したが復旧した。

東電と東北電の管内では一時約220万戸が停電した。東電管内は17日未明に解消した。東北電管内では正午時点で約5700戸が停電している。

経済産業省は地震の影響で、東北電の原町火力発電所(福島県南相馬市)など12の火力発電所が一時停止したと発表した。

気象庁によると石巻港で30センチ、仙台港では20センチの津波が確認された。同庁は宮城、福島両県の沿岸に発令していた津波注意報を午前5時に全て解除した。

気象庁は今後1週間程度、震度6強程度の地震に警戒するよう呼びかけている。

各地の震度は次の通り。震度6強=宮城県登米市、蔵王町、福島県相馬市、南相馬市、国見町▽震度6弱=宮城県石巻市、東松島市、岩沼市、福島市、福島県二本松市▽震度5強=仙台市、岩手県一関市、山形県中山町

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