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福島・宮城で震度6強 大きな揺れ、原因や特徴は

宮城県登米市や福島県相馬市など東北地方で16日夜、最大震度6強を観測する地震が起きた。沿岸部には津波が到達し、大規模な停電も発生。関東など広範囲に及んだ大きな揺れの原因や特徴などについて3つのポイントをまとめた。

・地震発生の原因は?
・揺れの特徴は?
・11年前の東日本大震災との違いは?

(1)地震発生の原因は?

今回の地震は東北新幹線の脱線や、東京電力管内で一時、200万戸を超える停電を引き起こしたほか、東京電力福島第2原子力発電所の1号機と3号機の使用済み核燃料プールの冷却ポンプの停止にもつながった。社会インフラに深刻な影響を及ぼした災害の原因は何か。

気象庁は17日未明に開いた記者会見で、地震の発生場所を東日本大震災の余震域に該当する太平洋プレート内部とする見解を示した。陸側プレートの下に潜り込んだ太平洋プレート内で破壊が起きたことで発生したとみられる。

専門家によると、震源付近は東日本大震災のプレートの動きによってひずみがたまっている地域。東北沖では東日本大震災以降も活発な地震活動が続いており、11年前の地震でたまっていたひずみが解放された可能性がある。

(2)揺れの特徴は?

気象庁は長い周期(揺れが1往復するのにかかる時間)で大きく揺れる「長周期地震動」が観測されたことも明らかにした。

潜り込んだ海洋プレート内で起きる地震は震源が深く、短周期の波が発生しやすいため、広範囲に小刻みな揺れが広がることが多いという。

同庁は長周期地震動について、揺れの周期が1.5~8秒の揺れを対象として強さを1~4の階級で示している。地震動の揺れの周期が建物の揺れの周期と近いほど共振しやすく、高層ビルの上階ほど大きく長く揺れる傾向がある。

宮城県北部では揺れの大きさが最大で、立っていることができないほどの揺れとされる「階級4」を観測した。

(3)11年前の東日本大地震との違いは?

地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.4、最大震度は6強。震源は福島県沖で深さは約57キロだった。津波も発生し、宮城県の石巻港で30センチ、仙台港と福島県相馬で20センチを観測した。

一方、2011年3月の東日本大震災の震源は三陸沖で、深さは約24キロ。マグニチュードは9.0、最大震度は7を観測し、福島県相馬を9.3メートル以上、岩手県宮古を8.5メートル以上の津波が襲った。

気象庁などによると、マグニチュード9.0は国内観測史上で最大規模。1960年のチリ地震などに次いで1900年以降、世界で4番目に大きい地震だった。

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