「井筒八ッ橋」敗訴確定 「聖護院」創業年表示巡り - 日本経済新聞
/

「井筒八ッ橋」敗訴確定 「聖護院」創業年表示巡り

think!多様な観点からニュースを考える

最高裁第3小法廷(宇賀克也裁判長)は、京都銘菓八ッ橋の老舗「聖護院八ッ橋総本店」(京都市)がうたう「元禄2年(1689年)創業」には正当な根拠がないとして、ライバルの老舗「井筒八ッ橋本舗」(同)が表示差し止めを求めた訴訟で、井筒側の上告を受理しない決定をした。14日付。請求を棄却した一、二審判決が確定した。

文化2年(1805年)創業の井筒側は「創業年の表示は、消費者の商品選択に影響を及ぼす可能性がある」と訴えたが、一審・京都地裁は「八ッ橋の起源には諸説あり、聖護院の唱える説が全て誤りだという確実な証拠はない」と指摘。

のれんや看板の表示は「江戸時代に創業したようだ、との認識を消費者にもたらす程度のもので、必ずしも商品選択を左右するものではない」として、不正競争防止法が定める「品質等誤認表示」には当たらないと判断した。二審・大阪高裁も支持した。〔共同〕

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

  • この投稿は現在非表示に設定されています

    (更新)
    (0/300)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

関連企業・業界

業界:

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません