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トンガ停電、通信遮断も 厚い火山灰「月面のよう」

【メルボルン=共同】海底火山の大規模噴火が起きた南太平洋トンガでは、発生から一夜明けた16日も停電や電話・インターネットの遮断が続いた。首都は分厚い火山灰に覆われ「月面のようだ」との声も。ソーシャルメディアでは、津波が家屋に押し寄せる映像も映し出されているが、けが人などの情報は明らかになっていない。AP通信などによると、1.2メートルの津波を観測した。

近隣国のニュージーランドのアーダーン首相は16日記者会見し、トンガの状況について「火山灰で、水道水が汚染されており、新鮮な水が不可欠だ」と述べ、支援の必要性を訴えた。

アーダーン氏によると、噴煙で偵察機が近づけないため被害の全容ははっきりせず、17日朝から偵察機を飛ばす予定。首都ヌクアロファは火山灰に覆われたが、状況は安定している模様だ。ただ海底ケーブルが停電とみられる影響で使えず、トンガの首相とも連絡が取れない状況になっている。

また、ヌクアロファにいるニュージーランド政府高官は16日、同国メディアの取材に、死者数や負傷者の公式な発表はないとした上で「(首都は)月面のようだ。複数人が行方不明との情報がある。ヌクアロファの沿岸部や西海岸にかなりの被害がある」と話した。

ロイター通信によると、約750キロ離れた隣国フィジーでも噴火の音が聞こえたという。首都スバの住民は「家全体が揺れた。数百人が自宅から飛び出した」と話した。

トンガの観測機関によると、幅約5キロの噴煙が高さ約20キロまで上昇。噴煙は半径約240キロに拡散した。海底火山が噴火する場合、溶岩が水にぶつかることで爆発の大きさが増すという。

トンガは約170の島から成り、36島に人が定住。人口は約10万7千人。在留邦人は2020年10月現在で35人。

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