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津波注意報、全地域で解除 トンガ沖の海底噴火

(更新)

南太平洋のトンガ沖で15日午後に起きた大規模な海底噴火の影響で、日本列島の太平洋沿岸では同日夜から16日にかけて各地で津波が観測された。

気象庁によると、奄美大島小湊で15日午後11時55分に1.2メートル、16日未明には岩手県久慈港で午前2時26分に1.1メートル、和歌山県御坊市でも午前0時31分に90センチを観測した。

気象庁は当初、日本への影響について若干の海面変動にとどまるとしていたが、16日未明に鹿児島県の奄美群島とトカラ列島、岩手県に津波警報を出した。警報は同日午前にいずれも解除され、同日午後2時、北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸部全域や長崎県西方、鹿児島県西部などに出していた津波注意報をすべて解除した。

総務省消防庁によると、岩手や宮城、千葉、鹿児島など8県で約22万9千人が一時、避難指示の対象になった。

千葉県内のJR在来線で一部区間が運転を見合わせるなど、交通への影響も広がった。日本航空によると、国内線の27便が欠航。奄美市では徒歩で避難中の100歳女性が屋外で転倒し、頭を負傷した。高知県では室戸市などで船舶の転覆や沖への流出が確認された。

大学入試センターは16日、津波警報などの影響で大学入学共通テスト2日目を受けられなかった受験生は30日に実施する再試験や追試験の対象にすると発表した。津波注意報などの影響で交通機関が運休し、仙台市と千葉県東金市の2会場で受験生計約1300人が開始時間繰り下げの対象になった。

岩手県宮古市の岩手県立大宮古短期大学部の会場は中止となった。同短期大学部によると、周辺の公共交通機関が運休し、多くの受験生が来場できないことも考慮。午前9時にホームページで中止を発表した時点で約20人が会場に到着しており、安全を確認して順次帰宅させた。

気象庁は16日午後に会見を開き「これ以上大きな海面変動はない」と説明。多少の潮位変化は継続しているとして、海で作業する場合などについて引き続き注意を呼びかけた。

トンガ沖では15日午後5時10分(日本時間午後1時10分)ごろ、海底火山が大規模な噴火を起こした。首都の島では海岸に津波が到達し、沿岸部の道路や建物が浸水した。

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