IOCのコーツ調整委員長が来日 五輪に向け陣頭指揮
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東京五輪の準備、運営を監督する国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ調整委員長が15日午前、来日した。大会本番まで都内に滞在し、大会組織委員会と連携して最終局面に入った準備の指揮をとる。
コーツ氏は同日早朝、羽田空港に到着し、午前7時半ごろに都内のホテルに入った。水際対策としてホテルで3日間の待機を求められており、この間は外部との接触を避けるという。コーツ氏は今後、組織委の橋本聖子会長などとも協議を重ねて本番への準備を加速させる。
大会に向けて最大の焦点となっている観客上限は、政府が近く示すとみられるイベント開催の方針に準じて、月内に開かれるIOCと政府、組織委、東京都、国際パラリンピック委員会(IPC)による5者協議で正式に決まる。上限が決まれば、警備員などの人員配置や医療体制の整備、チケットの取り扱いなど詰めの作業が進む。
大会関係者によると、IOCのバッハ会長も五輪開幕前の7月中旬ごろ来日する予定。