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東京大教授らに10人に 日本学士院賞など

日本学士院は14日、優れた業績を表彰する日本学士院賞に、大脳のシナプスが学習に伴って形態や機能を素早く変えることを発見した河西春郎・東京大教授(65)ら9人を選んだと発表した。河西氏には恩賜賞も贈る。自然保護分野の優れた研究を隔年でたたえる日本学士院エジンバラ公賞に、大河内直彦・海洋研究開発機構海洋機能利用部門長(55)を選んだ。受賞者と理由は次の通り。(敬称略)

【日本学士院賞・恩賜賞】

河西 春郎(かさい・はるお)東大教授、生理学・神経科学。大脳のシナプスが学習に伴って形態や機能を素早く変えることを発見し分野の発展に世界的貢献をした。65歳。

【日本学士院賞】

武田 晴人(たけだ・はるひと)東大名誉教授、日本経済史。戦前の三大財閥は財閥本社が子会社群の提案を踏まえて経営戦略を決め、資金を調達。活発に活動したと解明した。72歳。

侯 召民(こう・しょうみん)理化学研究所主任研究員、有機希土類金属化合物の構造や性質を明らかにして合成技術を開発。新機能材料を創出するなどした。60歳。

斉藤 英治(さいとう・えいじ)東大教授、物性物理学。逆スピンホール効果の発見でスピン流の検出原理を確立するなど、スピントロニクスの分野を先導した。50歳。

阿部 彩子(あべ・あやこ)東大教授、地球物理学・気候学・地球惑星科学。10万年周期の氷期―間氷期サイクルの再現に成功するなど、古気候モデリングの礎を築いた。58歳。

川人 光男(かわと・みつお)国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所長、計算論的神経科学。人が考えてロボットを思い通りに制御する技術を開発し、精神疾患の診断と治療に新たな道筋を示した。68歳。

野田 進(のだ・すすむ)京都大教授、光量子電子工学。光の波を極限的に制御する道を開拓。スマート社会に不可欠なレーザーなどに適した高出力、高品質の光ビームを出せることも実証した。61歳。

村上 章(むらかみ・あきら)京大理事・副学長、農業農村工学・地盤工学。推定精度の高い地盤変形予測法を確立し、ダムの崩壊予測などを可能にした。65歳。

白土 博樹 (しらと・ひろき)北海道大教授、医学・医理工学。動いている臓器のがんに正確にエックス線や粒子線を集中させる技術を開発し、新治療法を開拓した。64歳。

【日本学士院エジンバラ公賞】

大河内 直彦 (おおこうち・なおひこ)海洋研究開発機構海洋機能利用部門長、地球科学。炭素、窒素同位体の自然存在比を精密に測定する分析技術を発展させ、環境解析に成果を上げた。55歳。〔共同〕

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