「教育に風穴、後押しを」小林りん・UWC ISAK Japan代表理事
教育岩盤 私の見方
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――2014年8月に日本初の全寮制国際高校「インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)」(長野県軽井沢町)を開校しました。特に大きな壁は何でしたか。
「長野県知事の下に置かれる私学審議会の承認を得ることだ。県内の私学関係者で構成する審議会の承認がないと新しい私学はつくれないと私立学校法で決まっている。教育内容には自信があったが、12年の最初の審議会では法人設立を承認されず驚いた。...

「岩盤」のように変化を忌避する日本の学校教育。新しい試みに背を向けたままでは、国際化やデジタル技術の進展、新型コロナウイルス禍という時代の転換期をけん引する人材は育たない。「教育岩盤」の実態と打破をめざす動きを追った。