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「未来のため」歴史振り返る 沖縄県内で講演会など

沖縄県が本土復帰から50年を迎えるのを前に、県内各地では14日、復帰当時などを回顧する講演会などが開かれた。参加した人たちは、沖縄がたどってきた歴史について振り返りながら「未来のために考えたい」と語った。

沖縄県立博物館・美術館(那覇市)では1972年当時の写真や政治家らの記録などを交え、街の様子や人々の思いを紹介する講演会が開かれた。県内外から訪れた約50人がメモを取るなどして熱心に耳を傾けた。

講師を務めた同館の外間一先さん(54)は「当時の人々が抱えた葛藤や期待、失望を受け止め、当事者意識を持って現代の沖縄について考えるきっかけにしてもらえれば」と話した。

大学院生の20代女性は「復帰50年を迎える現地の雰囲気を肌で感じたい」と東京都内から訪れ、講演会に参加した。「若い世代にとって復帰は未知の出来事だが、沖縄の未来のために様々な問題を考える必要があると思った」

米軍普天間基地のある宜野湾市には約1千人が集まり、米軍嘉手納基地を抱える沖縄市まで「平和行進」をおこなった。

新型コロナウイルス禍で2020年から2年連続で中止しており、3年ぶりに実施。「基地のない島を」などの鉢巻きを巻いた人々が、両基地周辺を3時間超かけて歩いた。

参加した80代男性は「基地は経済的にも日常的にも密着した存在になっているが、騒音や事故などへの不安は消えない。50年たっても動いていない現実を多くの人に知ってもらい、平和とは何か考える機会にしてほしい」と語った。

小雨が降る中、那覇市の首里城公園では家族連れなどの姿が見られた。沖縄戦で失われた首里城正殿は1992年、復帰20年を記念して復元されたが、2019年の火災で再び焼失した。

近くに住む60代男性は「復帰後の姿を見守ってきてくれた首里城が燃えてしまった時は悲しかった。復帰50年の節目を機に、再び復元が進み、沖縄の未来を支えてほしい」と話した。県によると、今月下旬から正殿の復元作業を本格化し、26年までの完成を目指している。

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沖縄復帰50年

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