DaiGoさん発言波紋 厚労省「生活保護は権利」
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「メンタリスト」を名乗り執筆やインターネットでの発信を続けるDaiGoさんが動画投稿サイト「ユーチューブ」で「ホームレスの命はどうでもいい」などと発言し、ネットでの批判が集まっていることが13日分かった。DaiGoさんは同日夜、ユーチューブで「無知が招いた失態だと反省している」などと謝罪した。
DaiGoさんは7日、「超激辛」とした動画配信で「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」などと語った。
厚生労働省は13日、公式ツイッターで「生活保護の申請は国民の権利です」と投稿した。ネット上で「炎上」状態になっていることなどを受け、制度の趣旨を改めて周知したという。
厚労省の担当者は、取材に対し「直接反論する趣旨ではない」としつつ「社会的に注目されており『ためらわずに申請してほしい』ということを周知した」と説明した。新型コロナウイルス感染拡大で生活困窮者が増えている状況なども考慮してツイートしたとしている。〔共同〕