変異ウイルスにワクチン効果 接種の9割で抗体確認
横浜市立大の研究チームは12日、米製薬大手ファイザーの新型コロナウイルスワクチンを接種した人の9割が、日本で見つかっている複数の変異ウイルスに対する抗体を持っていたとの研究結果を発表した。ワクチンの効果が期待できるとしている。
国内で最も多く見つかっている英国型や南アフリカ型のほか、最近問題になっているインド型など7種の変異ウイルスについて調べた。
チームはワクチンを接種し、これまでに新型コロナに感染していない105人を対象に、ウイルスの増殖を妨げて再感染を防ぐ抗体ができているかどうかを調査。
まず2回接種した人の血液を調べたところ、以前から国内にある従来型に対しては99%の人に抗体ができていることを確認した。
英国型と南アフリカ型、ブラジル型について調べると、90~94%の人が抗体を持っていることが分かった。またインド型に対しても97%の人に抗体ができていた。〔共同〕