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新潟・米菓工場全焼、5人死亡 過去に8件の火災

11日午後11時45分ごろ、新潟県村上市長政の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場が燃えていると消防に通報があった。菓子の製造棟1棟を全焼。女性アルバイト従業員4人が心肺停止状態で搬送され死亡が確認された。身元不明の1人の遺体も発見、社員の20代男性2人と連絡が取れていない。

荒川工場では1988~2019年に8件の火災が相次いでいた。

鎮火は11時間以上が経過した12日午前11時10分ごろ。県警は、製造棟の鉄骨がむき出しで倒壊の危険があると判断、安否不明者の捜索を中断した。13日朝から再開、実況見分し原因を調べる。

死者のうち身元が判明したのは、渡辺芳子さん(71)=村上市、伊藤美代子さん(68)、近ハチヱさん(73)、斎藤慶子さん(70)=いずれも同県胎内市=の4人で、製造棟1階の出入り口付近で見つかった。夜から朝までの勤務で清掃アルバイトをしていた。安否不明者とは別の社員1人も煙を吸って病院に搬送された。

消防によると、荒川工場では8件の部分焼やぼやが発生。このうち19年11月には製造工程の乾燥機が焼損し、機械内部に堆積した煎餅のかすが熱せられたため出火したとみられている。

今回全焼したのは敷地の最も南側に位置し、菓子の生地をこねたり焼いたりする2階建ての製造棟。「F棟」などと呼ばれている。当時は操業中で三十数人の従業員がいたとみられる。

出火時に工場内にいたというアルバイト女性は「煎餅の焼き場で火が出たみたいだという話を仲間から聞いた」と話した。「(製品を焼く)網目の下に煎餅のかすか何かが落ちて燃え広がったとの話も出ている」としたが、県警などは出火原因を特定するため、工場関係者から広く聞き取りを進める。

三幸製菓を巡っては、20年5月にも新潟市の「新崎第3工場」で乾燥機付近を焼き、19年7月には新潟市の「新崎第2工場」でも屋根を焼く火災があった。

ホームページによると、三幸製菓は1962年に設立。本社は新潟市。米菓「雪の宿」「ぱりんこ」などで知られている。荒川工場は敷地面積約7万7800平方メートルで、JR羽越線の平木田駅から北東約1キロ。〔共同〕

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