バンクシー、ウクライナに新作 首都近郊の損傷建物に
(更新)

【ボロディアンカ=共同】ロシアの侵攻を受け、多数の市民が死亡したウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ボロディアンカに、正体不明の芸術家バンクシーの新作が登場した。バンクシーが11日、写真共有アプリ「インスタグラム」に作品の写真とともに「ボロディアンカ、ウクライナ」と投稿した。
損傷した建物の壁に、手を突き倒立する体操選手のような人物が描かれた。集合住宅だったとみられる建物の周囲には、ガラス片や鍋のふたなどの生活用品が散乱したままの状態だった。

近くには、小さな男の子が柔道で大きな相手を投げ飛ばすような壁画も。見に来た男性は「バンクシーの絵だと思う。ウクライナとロシアの戦闘を表していて、小さな男の子がウクライナで、相手がプーチン(大統領)だ」と話した。
子どもを連れて倒立する人物の絵を見に来ていたユリアさん(28)は、この絵によって「新しい人生がこの地域にもたらされる」と期待した。キーウのオレクサンドルさん(29)は「多くの人が絵を見に来ることで(ウクライナで)何が起きたのかを理解することになる」と語った。

2022年2月、ロシア軍がウクライナに侵攻しました。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
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