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「ロシア側15人と接点」 軍事文献不正入手容疑の男

在日ロシア通商代表部の職員に渡す目的を隠し、不正に軍事技術関連の文献を入手したとして、電子計算機使用詐欺の疑いで神奈川県警に逮捕された元調査会社経営の宮坂和雄容疑者(70)が「約30年間で約15人のロシア政府関係者と接点があった」と供述していることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、ロシア側は米国の宇宙船「ドリームチェイサー」やスペースシャトルに似た無人宇宙機「X37B」に関する文献の提供も求めていた。宮坂容疑者が実際に渡した中には、米国が対ロ制裁の一環として大統領令などでロシアへの開示や譲渡を禁止している内容もあった。

また宮坂容疑者は通商代表部だけでなく、在日ロシア大使館関係者とも接触していたと供述。譲渡の方法は、擦れ違いざまに書類を受け渡す「フラッシュコンタクト」と呼ばれる方法などを使ったとみられる。

県警によると、宮坂容疑者は文献提供の見返りに、約1千万円を受け取ったと供述。以前、技術文献の調査会社を経営し、米国の技術に関する資料収集の経験も豊富だったとみられる容疑者に、ロシア側が組織的に接触を図った疑いがある。

逮捕容疑となった文献8点の入手を依頼したとされる通商代表部の40代の男性職員は、情報機関に所属しているとみられる。県警は在日ロシア大使館に出頭を要請したが、大使館側は応じていない。

県警は宮坂容疑者の自宅や車を家宅捜索し、パソコンや携帯電話などを押収。11日に宮坂容疑者を送検した。

ロシア通信によると、在日ロシア大使館は同日「本件に関して調査中で、その結果に基づき対応する」とコメントした。〔共同〕

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