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偽版画流通、元画商に懲役3年求刑 地裁初公判

著名画家の偽版画が流通した事件で、著作権法違反罪に問われた元画商、加藤雄三被告(53)の初公判が12日、東京地裁(小林謙介裁判長)であり、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は「前代未聞の職業的、常習的犯行で、版画業界の信頼を失墜させる行為だ」として、懲役3年、罰金200万円を求刑した。

弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。即日結審し、判決は3月9日に言い渡される。

検察側は冒頭陳述で、加藤被告は2008年から奈良県内の版画工房に著名画家の版画を複製するよう頼んでいたと指摘。1作品当たりの報酬は数十万円から100万円前後だったとしている。20年11月に業界関係者から偽版画の制作について追及されると、工房側に在庫を引き取らせて焼却したと主張した。

加藤被告は被告人質問で、偽版画の販売で得た利益について「何億円かになる」と説明。手元に残った分は自宅などで保管し「漠然と老後の資金にしようと思っていた」と話した。最終意見陳述では「著作権者、美術業界、作品の購入者らに多大な迷惑をかけた」と述べた。

起訴状によると、加藤被告は17年1月~18年12月ごろ、著作権者の許諾を得ずに、日本画の巨匠、東山魁夷の「白馬の森」など5作品の版画7点を複製。18年2月と20年7月には東京都内で東山の「草青む」と「風吹く浜」の偽版画を2人に計73万円で販売し、著作権を侵害したとされる。

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