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7つの「神玉」集め願って 群馬の神社巡りが話題

群馬県にある7つの神社を巡り、神の力が宿るとされる「神玉」を集める企画が話題だ。全て集めると「神社巡拝達成証明書」がもらえ、願いがかなうとしており、人気アニメ「ドラゴンボール」に似ているとインターネットで評判に。8月の開始から既に計2万個以上を販売した。実行委員会の若手神職らは幅広い世代の参拝客が増えるよう期待する。願いはかなうか――。

直径約1.5センチの木製の神玉には、それぞれの神社と関わりがある象徴が描かれている。沼田市の榛名神社は戦国武将の真田家の家紋、伊勢崎市の伊勢崎神社はSUBARU(スバル)の前身の会社が奉納した飛行機のプロペラだ。1個500円。各神社で入手できる。

神玉集めは、2020年の正月に茨城県内の神社7カ所で始まった。考案したのは、同県日立市の大甕(おおみか)神社の朝日正敬さん。同年代の地域住民に「あなたの神社に行ったことがない」などといわれることが増え、関心を呼び込もうと企画。「玉には神の魂が宿り、人の心の象徴でもある」(朝日さん)という神道の言い伝えをヒントにした。

ネット上では「ドラゴンボールみたいだ」と盛り上がり、全国各地にある20~30代の神職の集まりでも「面白い」「自分の地域でもやりたい」と評判に。北海道や福島、山梨でも始まった。

群馬県は5番目。前橋市の前橋東照宮の瀬尾直史さんが今春、県内のほかの6つの神社それぞれに所属する同年代の神職に声をかけて実行委を立ち上げた。前橋東照宮では販売開始した8月以降、県内外から参拝客が訪れるようになり、1カ月あたりの賽銭(さいせん)は前年同月比で倍増した。瀬尾さんは「お守りや御朱印に匹敵する有名な巡礼の証しになってほしい」と話した。〔共同〕

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