被災者と学生ボランティア結ぶ寺 震災12年、心支える
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東日本大震災で津波による死者・行方不明者が600人を超えた宮城県山元町。1月27日午後、その津波防災区域にぽつんと立つ曹洞宗の普門寺に大学生が到着した。3月11日の追悼行事の準備を担うNPO法人「国際ボランティア学生協会」(本部東京、ivusa)のメンバーだ。
「ただいま」「おかえり」。活動のリーダーで恵泉女学園大学4年の中村有沙さん(23)たちを、住職の坂野文俊さん(60)が迎える。坂野さんは...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。