ガーシー元議員に逮捕状 著名人ら脅迫などの疑い - 日本経済新聞
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ガーシー元議員に逮捕状 著名人ら脅迫などの疑い

(更新)

警視庁は16日、インターネットの動画投稿サイトで著名人ら3人を脅迫したなどとして、元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)について暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などの疑いで逮捕状を取った。捜査関係者への取材で分かった。

ガーシー元議員は15日の参院本会議で「除名」の懲罰が決まり、議員の身分を失っていた。国会議員は憲法で会期中の不逮捕特権が認められているが、適用されなくなったため、証拠隠滅などの恐れも加味して逮捕状の取得に踏み切ったとみられる。

警察当局は今後、海外滞在を続けているガーシー元議員に対する旅券返納命令の発出を外務省に要請する。さらに国際刑事警察機構(ICPO)を通じてガーシー元議員を国際手配する方針だ。

捜査関係者によると、ガーシー元議員は2022年2〜8月、配信サイトへの動画投稿によって著名人ら3人を常習的に脅迫した疑いがある。3人のうち1人については投稿によって名誉を毀損し、業務を妨害するなどした疑いも持たれている。

警視庁は22年12月、弁護士を通じてガーシー元議員に任意での事情聴取を要請していた。23年1月には暴力行為法違反などの疑いで、ガーシー元議員の関係先を家宅捜索していた。

ガーシー元議員は捜索後、自身のSNS(交流サイト)で「3月上旬に帰国する。警視庁の事情聴取を受ける」と表明。しかしアラブ首長国連邦(UAE)のドバイなどでの滞在を続けて帰国せず、事情聴取も実現していなかった。

ガーシー元議員は「芸能界の裏側」を暴露するとして、投稿サイトに動画を投稿して人気を集めた。

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