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偽サポート詐欺で被害増、「ウイルス感染」不安あおる

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パソコンやスマートフォンに「コンピューターウイルスに感染した」と警告を表示して不安をあおり、偽のサポート窓口に電話させるなどして金銭を要求する「サポート詐欺」の被害が拡大している。新型コロナウイルス禍で仕事や買い物、娯楽などでインターネットの利用時間が増えたことが背景にあるとみられる。

国民生活センターによると、今年4~9月に約1700件の相談があり、被害は約600件に上った。中には約6千万円をだまし取られたケースもあった。警察は「絶対に表示された番号に電話しないで」と注意を呼び掛けている。

9月、関東地方の40代男性はパソコンを操作中に突然、警告音が鳴り、画面に「ウイルスに感染しました。駆除が必要です」と表示された。

驚いて表示された電話番号に連絡すると、カナダのサポート業者を名乗る男から対応費用として電子マネーで100万円を請求された。支払うと、今度は一部を返金するので銀行口座を教えるよう求められたという。

セキュリティー企業のトレンドマイクロによると、サポート詐欺は画面に表示される広告機能を悪用。警告を装った広告を表示し、サポートセンターに電話するよう指示したり、不正なサイトに誘導したりする。

同社によると、サポート詐欺などの不正サイトを検知した件数は昨年夏ごろから急増。昨年1~3月は約306万件だったが、同7~9月には約558万件に増加。今年7~9月には約1099万件に達した。

同社は「コロナ禍で生活のインターネット依存度が高まった。パソコンやスマホがウイルスに感染し、使えなくなることへの危機感が詐欺に悪用されているのではないか」と分析している。

国民生活センターの担当者は「昨年から電子マネーでの送金被害が増えている。クレジットカードで契約するよりも抵抗感が少なく、だまされる人が増えているのではないか」と指摘した。〔共同〕

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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