在庫布マスク、災害備蓄に 厚労相「有効利用する」
新型コロナウイルス対策として全世帯に配布した「アベノマスク」の余剰分を含む大量の布製マスクが未配布のまま保管されていることに関し、後藤茂之厚生労働相は7日の記者会見で「有効利用する」と述べ、災害対策の備蓄としての活用を検討する考えを示した。
厚労省によると、マスクは昨年、介護施設や世帯向けに計約2億8700万枚が調達された。施設向けの多くが配布しきれず、昨年8月から今年3月にかけての保管費は約6億円に上った。今年10月末時点で在庫は約8130万枚。
後藤氏は「マスクの生産体制が十分に整わない間、少しでも国民の健康を守りたい一心でやらせてもらった」と強調。個人から要望があった際に配布できる仕組みの検討も進めるとした。〔共同〕

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