サッカー日本代表が帰国 空港に数百人、激闘ねぎらう

サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会で2大会連続の決勝トーナメント進出を果たした日本代表が7日夜、帰国した。成田空港の到着ロビーに集まった数百人のサポーターらは「ありがとう」「お疲れさま」と声をかけ、選手たちの激闘をねぎらった。
サムライブルーのユニホームを着たサポーターらで到着ロビーは埋め尽くされた。7日午後6時すぎに姿を見せた森保一監督(54)は集まった人たちに向け「みなさん、応援ありがとうございました」と笑顔で声を張り上げた。
ロビーを進む主将の吉田麻也選手(34)や堂安律選手(24)ら代表メンバーに向けて大きな歓声と拍手が湧き起こり、「ブラボー」と書いた紙や日の丸を掲げる人の姿も。選手らは控えめに手を振って応えた。

「ここまで戦い抜いてくれてお疲れさま」。選手らを出迎えた東京都内の自営業、高橋洋平さん(51)は笑顔で語った。
1次リーグは現地で観戦し、強豪のドイツとスペインに勝利した瞬間に立ち会った。「まさか勝つとは思わず、天国にいるようだった」と今も興奮は冷めない。長年のファンという長友佑都選手(36)について「年齢を感じさせず果敢に攻めていた。チームもサポーターも鼓舞してくれた」とたたえた。
神奈川県の自営業、鍋島千寿さん(35)はクロアチア戦後、森保監督が選手を抱擁する姿をテレビで見て「思わず涙が出た」という。「監督の激励がチームの一体感をもたらした。勇気と感動をありがとうと伝えたい」と語った。
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2022サッカーワールドカップ (W杯) カタール大会に出場する日本代表のニュースやコラム。大会日程は11月20日に開幕、決勝は12月18日。選手たちの活躍の様子や試合の結果、分析などをお届けします。