新聞協会賞に6件 朝日「LINE問題」など
日本新聞協会は6日、2021年度の新聞協会賞を発表し、中日新聞社・西日本新聞社の「愛知県知事リコール署名大量偽造事件のスクープと一連の報道」など計6件が選ばれた。
中日新聞と西日本新聞は、署名が佐賀県内で組織的に大量偽造されていた事実を特報。「民主主義の根幹を揺るがす重大な事実を、発行地域が異なる両紙が見事に連携してあぶり出した調査報道」と評価された。
ほかに受賞したのは、朝日新聞社「LINEの個人情報管理問題のスクープと関連報道」▽毎日新聞東京本社「『ぬくもりは届く』~新型コロナ 防護服越しの再会~」▽日本放送協会「NHKスペシャル『緊迫ミャンマー 市民たちのデジタル・レジスタンス』」▽河北新報社「『東日本大震災10年』」▽高知新聞社「連載企画『追跡・白いダイヤ~高知の現場から~』」。
新聞技術賞には中日新聞社「スマートファクトリー ~『見える化』で新聞の未来を拓く~」、新聞経営賞には神戸新聞社「地エネの酒 for SDGs プロジェクト」がそれぞれ選ばれた。
授賞式は11月17日、盛岡市で開かれる第74回新聞大会の式典で行われる。新聞協会賞に88件、新聞技術賞に5件、新聞経営賞に6件の応募があった。〔共同〕