生物など4科目で最低、大学入学共通テストの平均点
大学入試センターは6日、1月に実施した大学入学共通テスト本試験の平均点の最終集計を公表した。生物、世界史A、政治・経済、物理基礎の4科目が前身の大学入試センター試験時代を通じて最低だった。
1月20日の集計の段階では生物の平均点は39.74点だった。物理と20点以上の差があったため、センターは生物と化学の受験者を対象に、本来の得点(素点)に応じて最大12点を加算する得点調整を実施した。
センターは6月をめどに問題の難易度や分量が適切かどうかの検証結果をまとめ、これまで非公表だった設問別の正答率や受験者の得点分布も公表する。「外部の意見も踏まえて問題作成の改善につなげる」と説明している。