東京マラソン、3年ぶり市民ランナー 感染対策に腐心

3年ぶりに市民ランナーが出場した東京マラソンが6日、晴天に恵まれた東京都心で行われ、ランナーたちが次々と東京駅前のゴールへ駆け込んだ。PCR検査を義務付けるなど、主催者側は新型コロナウイルス対策に腐心した。
主催者側は各ランナーへ、マスクを携帯しレース後に着用するよう要請。記念撮影のために人がたまる場面があり「帰宅まで3密(密閉、密集、密接)回避を」と再三アナウンスした。手の消毒や、更衣エリア周辺で密集とならないようにも求めた。
大会前は約2万5千人参加と発表されていたが、主催者が高齢者や体調に不安を抱える人に出場見合わせを求めた影響もあってか、出走者は1万9千人余りだった。
人の少ない早朝に練習を積んできたという東京都杉並区の男性(42)は「(コロナ禍の)テストレース。トップ選手と走れて貴重な経験だった」と話した。〔共同〕