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熱海の土石流、死者3人に 80人なお所在未確認

(更新)

静岡県熱海市伊豆山地区の大規模な土石流の発生から3日目となった5日朝、県警や自衛隊、消防は約1千人態勢で安否不明者の捜索を続けた。市は同日、新たに女性1人の死亡を確認したと発表。土石流による死者は計3人となった。

市によると、土砂で少なくとも130棟の建物が流され、住民基本台帳ベースで215人が住む。4日夜時点では147人の所在が分かっていなかった。市は5日、このうち67人の無事を確認したと明らかにした。残る80人の所在確認を急ぐ一方、県は近く、所在不明者の氏名などを公表する方針。

4日までに計23人が救助され、このうち女性1人の死亡が確認された。市は5日の捜索で、男女3人を救出したと明らかにした。うち1人は心肺停止状態で、2人は命に別状はないという。

5日朝の時点で、伊豆山地区の住民ら562人が市内2カ所のホテルに避難している。大雨や土砂災害のリスクが高い状況が続くことから、熱海市は市立小中学校11校について、5日の臨時休校を決めた。6日以降の対応は改めて検討するとしている。

土石流は3日午前10時半ごろから複数回起きた。県の調査によると、発生源は伊豆山地区の2級河川、逢初川の河口から上流約2キロの地点。起点付近には開発による約5.4万立方メートルの盛り土があり、県はそのうち少なくとも5万立方メートルが崩れ落ちたと推定している。流出面積は総計で12万平方メートルに及んだという。

原因について川勝平太県知事は「記録的な雨が直接的な要因」としつつ、今後盛り土の経緯を確認するなどし、開発が土石流を誘発した可能性がないか検証する方針だ。

気象庁によると、5日も活発な梅雨前線の影響で大気の状態が不安定になる見込みで、西日本から東日本の日本海側を中心に大雨になる恐れがある。同庁は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼びかけている。東海では引き続き土砂災害の危険度の高い所があるという。

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