岐阜市の病院に不正アクセス、患者11万人分の情報流出か
岐阜市の安江病院は4日、外部から不正アクセスを受け、病院のコンピューターシステムに保管していた患者や職員、計約11万人分の個人情報が流出した可能性があると発表した。
病院によると流出した可能性があるのは、患者や新型コロナウイルスワクチン接種者、延べ11万1991人と、職員715人分の名前や住所、電話番号や病歴など。
職員が5月27日朝、電子カルテのシステムが使えないことに気付いた。翌日には復旧したが、同29日まで救急の受け入れを停止した。岐阜県警や厚生労働省に報告し、専門機関に調査を依頼している。これまで悪用による被害は確認されていないという。
病院は「事態を重く受け止め、より一層の管理体制の強化など再発防止に努める」とのコメントを出した。〔共同〕
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