モアイ像177体に被害 イースター島火災、ユネスコ視察

【サンパウロ=共同】南米チリ領イースター島で10月に起きた山火事の被害を視察した国連教育科学文化機関(ユネスコ)は5日までに、少なくともモアイ像177体に被害が出たと発表した。像のある国立公園は1995年にユネスコの世界遺産に指定された。
火災は10月初めに発生、島東部ラノララクなど約240ヘクタールが焼けた。チリのボリッチ大統領は組織的な野焼きが原因だとしていた。ラノララクには約400体の像があるとされる。
同島ラパヌイのエドムンズ市長は、新型コロナウイルス流行による規制で観光収入が途絶え、監視活動ができなくなったことが遠因と述べていた。
- 【関連記事】モアイ像、山火事で損傷 イースター島の世界遺産
関連キーワード