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池江選手の復活待ち望み 「闘病の支え」「ドラマのよう」 

女子100㍍バタフライで優勝し、ガッツポーズする池江選手

メダルが期待される中で病気が判明し、どん底からはい上がろうとする池江璃花子選手の東京五輪出場は多くの人が待ち望んできた。地元の東京都江戸川区からは「ドラマのようなストーリー展開」と祝福の声が上がり、病気と闘う人たちは自身の姿を重ねながら大きな励ましを受けた。

JR小岩駅近くの商店街で副会長を務める藤沢進一さん(59)は「日本中の期待が白血病で心配に変わり、今度は新型コロナウイルス禍での希望に変わった。あまりにもドラマチックで、言葉がない」と興奮気味。「五輪当日は、商店街としてもできる範囲で応援のイベントを考えたい」と話した。

池江選手が中学の同級生とよく通った鉄板焼き店「みつばち」店主の古地稔さん(54)は「昨年1月に来たときは心配になるほど痩せていた。元気に生きてくれるだけで十分なのに、病気を乗り越えて力いっぱい泳ぐ姿を見せてくれた」と涙をにじませた。

中華料理店を営む黒沢清さん(71)もテレビ中継を見守り「コロナ禍で営業が大変だが、元気をもらった」と感激していた。

区立小岩第四中で2、3年時に担任だった上野義博さん(37)は池江選手がレース後のインタビューで見せた涙に「厳しい練習に耐えてきたことが感じられ、ぐっときた」。「彼女が代表に加わることで、日本チームにも活気を生み出してくれる」と期待した。

池江選手のレースには病気に悩む人々も注目。同じ血液のがん「悪性リンパ腫」を患ったフリーアナウンサーの笠井信輔さん(57)は「病気と闘う全ての人たちの支えになる大変な偉業」とたたえた。

笠井さんは朝の情報番組などで長年活躍してきたが、19年9月末にフジテレビを退社。12月にステージ4のがんだと判明して入院した。

そんなとき、池江選手がテレビで「24年のパリ五輪を目指す」と話すのを見た。ただ回復するだけでなく、一流のアスリートに戻るという気持ちの強さに衝撃を受け、涙をこらえられず、同時に勇気をもらったという。

レース後に見せた池江選手の涙に「病気を乗り越えるためにどれだけの努力をしたのか。本人も感慨無量だったのだろう」と感激を隠さず、五輪本番での活躍を願う。〔共同〕

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