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熊本豪雨1年、犠牲者追悼 遺族代表「町復興させる」

(更新)

全国で災害関連死を含め86人が犠牲になった2020年7月の豪雨は4日で発生から1年となった。球磨川の氾濫で甚大な被害が出た熊本県人吉市で追悼式が開かれ、両親を失った西村直美さんは遺族代表として「災害前の人も自然も豊かで美しい人吉・球磨の町を復興させていく」と誓った。

熊本ではこの1年で道路や橋などインフラの復旧が進んだが、仮設住宅の入居者は6月末で3675人。被災した自宅や親戚宅で生活する人も多く、本格的な住まいの再建が課題となっている。

西村さんによると、父の西橋欽一さん(当時85)と母の恵美子さん(当時82)は避難の誘いを断り自宅で濁流にのまれた。4日当日に帰省する予定で「どうしても娘や孫に会いたいと、帰りを自宅で待っていたのだと思う」と両親の心境をおもんぱかった。

北九州市の小学校教員の西村さんは「『命さえあれば未来は開ける』ということをしっかり伝えていかなければならない」と話した。

式には蒲島郁夫知事も参列。松岡隼人市長は「切れ目のない支援を継続し、被災者が安心して暮らせるよう住まいの確保となりわいの再建に全力で取り組む」と述べた。

熊本県八代市でも式典があり、球磨村役場では松谷浩一村長らが黙とう。入所者14人が犠牲になった特別養護老人ホーム「千寿園」の旧施設を遺族が訪れ、花を手向けた。

総務省消防庁などによると、死者86人の内訳は熊本67人(うち関連死2人)、大分6人、長崎3人、広島、愛媛、福岡が各2人、富山、長野、静岡、鹿児島が各1人。

蒲島氏は昨年11月、球磨川の治水策として、支流・川辺川へのダム建設を柱に、複数の対策を組み合わせて被害防止を図る「流域治水」を打ち出した。〔共同〕

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