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深海生息のナデシコクラゲ初公開 まだ和名なく「仮称」

(更新)
国内で初展示されている「ナデシコクラゲ(仮称)」=山形県鶴岡市立加茂水族館提供・共同

深海に生息する「ナデシコクラゲ」(仮称)が、山形県鶴岡市の加茂水族館と神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で、国内で初めて展示されている。北里大(神奈川県)の研究チームが東日本大震災を受けた調査で、海底ごみに付着していたのを発見し、育てていた。

研究チームは2012年、岩手県沖で水深1キロ超の深海にあった空き缶を採取。付着している生物を調べようとプランクトンを与えると、クラゲの基となる「ポリプ」が増殖した。

2~3年かけ育てると、国内で未発見のクラゲであることが判明。標準和名がなく、口がナデシコの花のように見えることから「ナデシコクラゲ」と命名した。傘の直径は0.5~3センチで、色は淡いピンク色。

順調に増えたため、今年4月から、いずれもクラゲの飼育実績が豊富な加茂水族館で約30匹、新江ノ島水族館で約5匹を展示している。

ポリプは本来、比較的浅い水域で見つかる。深海にあるのは珍しいといい、研究を主導した三宅裕志准教授は「海のごみが深海の生態系に影響を与えていることを学んでほしい」と話している。〔共同〕

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