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SNSで相談6万件超 20年度、自殺対策事業

自殺対策事業の一環として4民間団体が2020年度にSNS(交流サイト)などで対応した相談件数が延べ6万3028件に上ったことが、2日に閣議決定された21年版自殺対策白書で分かった。厚生労働省は新型コロナウイルス感染拡大後、SNS相談事業の支援を強化している。

白書によると、相談方法はLINE(ライン)やツイッター、チャットなど。相談者の年代は19歳以下が39.1%、20代が35.4%と若年層が大半を占めた。男女別では女性からの相談が9割近くに上った。相談所要時間は30~60分が39.9%、60~90分が25.1%だった。

相談内容(複数計上)をみると「メンタル不調」が2万7287件と最多で、「自殺念慮」2万1324件、「家族」1万4997件と続いた。

4団体のうち2団体は、コロナ禍の心の問題に特化した相談窓口も設置。今年3月までに延べ8262件の相談があった。相談者の年代は、30代と40代で半数を超えた。

SNSを活用した相談は、生きづらさを抱えた若者のSNS投稿が悪用された神奈川県座間市の9人殺害事件の再発防止策でも重視された。〔共同〕

■相談窓口
・日本いのちの電話連盟
電話0570・783・556(午前10時~午後10時)
https://www.inochinodenwa.org/
・厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」やSNS相談
電話0570・064・556(対応時間は自治体により異なる)
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
・東京自殺防止センター(NPO法人国際ビフレンダーズ)
電話03・5286・9090(午後8時~午前2時半)
https://www.befrienders-jpn.org/
・よりそいホットライン
電話0120・279・338(24時間対応。岩手、宮城、福島3県は末尾3桁が226)
https://www.since2011.net/yorisoi/

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