全国戦没者追悼式、コロナ禍で今年も規模縮小

厚生労働省は2日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、戦後76年となる今年8月15日の全国戦没者追悼式を昨年同様に規模を縮小して実施すると発表した。例年6千人程度だった参列者を昨年と同じく最大1400人程度と想定している。昨年はこの想定に対し、20府県の遺族が出席を見合わせ、実際の参列者数は542人だった。
厚労省によると、開催場所は、日本武道館(東京・千代田)で、式次第は例年通り。国費による参加遺族は各都道府県で最大20人とし、自費での参列はできない。
感染防止策として座席間隔を1メートル確保し、全参列者にマスク着用や事前の検温、手指消毒の徹底を要請。国歌斉唱は行わず、奏楽のみとする。
今後の感染状況次第でさらなる規模縮小もあり得る。8月上旬にも詳細な実施計画を公表する。〔共同〕

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