ヘルパー「還暦でも若手」 進む高齢化、60代超4割弱
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訪問介護を担うホームヘルパーの高齢化が進んでいる。2021年度の民間調査では4割弱を60歳以上が占めた。低賃金などを理由に若手が育たず、介護現場の人手不足が深刻だ。ベテランヘルパーの負担が増加しており、体力が必要な作業ではケガや事故のリスクも潜む。訪問介護事業者からは「このままでは事業が継続できない」と不安の声が上がる。
「しっかり飲んでね。もうちょっと頑張って」。11月上旬、大阪市内のマンショ...
コロナ禍で苦境にあえぐ人々の姿や、高齢化が生み出した社会のひずみなどに焦点を当てるコラムです。