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パラマラソン、監視カメラで密検知 観戦自粛強く要請

(更新)

東京パラリンピックのマラソンが大会最終日の5日、都内で開かれる。五輪では暑さ対策として札幌市での開催となったのに対し、パラは都心部のコースを選手たちが疾走する。本来なら多くの人がコース脇で応援するところだが、大会組織委員会は新型コロナウイルスの感染対策として沿道での観戦自粛を強く呼びかけており、監視カメラを使った密集回避策なども講じる。

パラマラソンは国立競技場(東京・新宿)をスタート。皇居周辺のほか、浅草や日本橋、銀座など、都内の名所を駆け抜ける。

障害の状況に応じてクラスは①「視覚障がい」②「上肢切断・上肢機能障がい」③「車いす」に分かれる。①はロープでつながる伴走者「ガイドランナー」も参加する。③は「レーサー」と呼ばれる競技用車いすを使い、時速およそ30キロで疾走する。

五輪のマラソンは、暑さ対策として開催地が札幌市へ移転された。パラリンピックは9月開催で暑さへの懸念は少ないとして、当初の予定通り都内で開かれることになった。

各クラスは午前6時半から同50分に順次スタートする。広範なエリアを対象に、場所によっては長時間の交通規制が行われる。「中央通り」や「靖国通り」などの幹線道路は、午前4時半から最長で約6時間にわたって規制される。

懸念されるのが都心部の広範囲のコース沿道に観衆が集まり、感染リスクが高まってしまうことだ。組織委はチラシなどを配布し観戦の自粛を強く要請している。

運営には計5500人のスタッフが携わる。折り返し地点など人が集まりそうな7カ所を重点的に監視し、密回避の呼びかけなどをする。また、常時監視カメラやSNS(交流サイト)の情報をチェックし、密集する場所を特定、現場で注意喚起する。

コース周辺の地元住民は複雑な心境を吐露する。浅草の仲見世通りで土産物屋を経営する稲葉和保さんは「選手たちにはがんばってほしい」と前置きした上で「(感染対策で)人も集まらないし、何と言っていいものか……」とコロナ禍で幻と消えたオリパラ特需に肩を落とす。

東京・神保町で古書店を営む高山肇さんは、大会延期前から地元商店街周辺のバリアフリー化などを呼びかけてきた。「観衆が集まれないのは残念だが、パラマラソンをきっかけに車いすでも訪れやすい街にしていきたい」と話した。

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