「巌窟ホテル」、写真集で甦る幻の人工洞窟 埼玉・吉見
新井英範(写真家)
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白い石こうが塗られた岩肌に、黒やグレーのペンキで描かれた装飾が目を引く。明治37年に掘り始め、大正時代に「巌窟(がんくつ)ホテル」の名で知られた埼玉県吉見町の人工洞窟は、地元の親子が生涯をかけて掘った夢の館だった。現在は度重なる崩落で立ち入りが禁じられ、跡形もなく草木に覆われている。私は1978年に撮った写真で、幻の姿を甦(よみがえ)らせている。
正式名称は「巌窟ホテル・高壮館」。農民だった高橋...
新井英範(写真家)
白い石こうが塗られた岩肌に、黒やグレーのペンキで描かれた装飾が目を引く。明治37年に掘り始め、大正時代に「巌窟(がんくつ)ホテル」の名で知られた埼玉県吉見町の人工洞窟は、地元の親子が生涯をかけて掘った夢の館だった。現在は度重なる崩落で立ち入りが禁じられ、跡形もなく草木に覆われている。私は1978年に撮った写真で、幻の姿を甦(よみがえ)らせている。
正式名称は「巌窟ホテル・高壮館」。農民だった高橋...
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