「マンガみたいな物語」 スター出現、棋戦増加と好循環
棋界 女性が変える(4)
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「10歳も年下の仲邑菫(なかむら・すみれ)さんを挑戦者に迎えたのはマンガみたいだった」。囲碁の藤沢里菜は5月、女流名人の就位式で笑顔で語った。史上最年少、13歳1カ月でタイトルに挑戦した若きスター、仲邑の登場という「マンガみたい」な物語が話題を呼んだ。
仲邑は囲碁インストラクターの母の手ほどきで3歳でルールを覚え、すぐに頭角を現した。世界で戦える棋士の育成を急ぐ日本棋院理事長、小林覚の目に留まり...