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坂本冬美、演歌もポップスも「どれも自分」

坂本冬美は2020年の「ブッダのように私は死んだ」について、殻を破るまたとないチャンスになったと振り返る

テレビCM曲「また君に恋してる」など、その才能は演歌にとどまらない。35周年を迎えて、デビュー曲「あばれ太鼓」から昨年の「ブッダのように私は死んだ」まで、歩みを振り返るベスト盤を出した。本格演歌からポップス寄りの曲まで「どれも坂本冬美として歌えている」と心境を語る。

小学生の頃、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」に衝撃を受けて演歌歌手を志した。作曲家の猪俣公章に弟子入りし、力強い男歌など「ド演歌を学んだ」。一方、細野晴臣、忌野清志郎とのジャンルを超えたユニット「HIS」にも参加した。師の猪俣が亡くなった翌年、1994年には代表曲「夜桜お七」がそれまでの演歌のイメージを覆す曲調で話題を呼ぶ。「HISはあくまで枝葉だとすれば、この曲は幹となる活動。ここまでやっていいのか、周囲も迷っていたと思うが、おかげで幹が太くなった」

2009年にはフォークデュオ、ビリー・バンバンのカバー「また君に恋してる」が大ヒットした。以降、ポップスのカバーにも積極的に取り組んでいる。こぶしなど演歌の表現を抑えるのには苦労するが「素の自分が出るようで怖いけれど、和服ではなくジーンズ姿でステージに立ち、親しみをもってもらいたい」。

昨年の「ブッダのように私は死んだ」は桑田佳祐が作詞作曲を手掛けた。50代半ば「殻を破らないと次のステージに行けないと感じていたところで、またとない機会になった」と話す。「"歌謡サスペンス"の主人公を演じるような気持ちで歌った。桑田節のメロディーが随所にちりばめられ、歌謡曲や演歌への愛情もつまっている。令和の名曲として歌い継がれると思う」

(さかもと・ふゆみ=歌手)

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