組織論として読むと面白い司馬遼太郎「坂の上の雲」
日本製紙社長 野沢徹さん(リーダーの本棚)
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これはと思う本は繰り返し読む
座右の書は司馬遼太郎の代表作の一つ『坂の上の雲』です。近代国家として歩み出した日本が苦労して日露戦争に勝利するまでを描いています。
陸海軍の戦いを通じて、組織をどのように動かすのか。前線から、司令部、政府に至る各段階の人たちは、様々な状況の中で、どう判断して動いたのか。こうした観点で読むと非常に面白い。
20代で初めて読んだ時は「まことに小さな国が、開化期をむかえよ...
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