貴婦人の装い(8) フランソワ・ジェラール「レカミエ夫人の肖像」 - 日本経済新聞
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貴婦人の装い(8) フランソワ・ジェラール「レカミエ夫人の肖像」

日本女子大学教授 内村理奈

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フランス革命が終わりナポレオン帝政が始まると、ファッションにも大きな変化が起きた。美術史では、ロココ様式から新古典主義に変わり、古代ギリシャへの憧れが表現されたが、それはそのまま服飾にも言える。18世紀後期の華やかな宮廷衣装は姿を消し、本作のレカミエ夫人にみるように、薄いモスリンのシンプルなドレスがもてはやされたのである。

白い木綿のモスリンは素材自体も新しい時代のものである。ドレスは一世を風靡...

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