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兎のかたち(8) 葛蛇玉「雪夜松兎梅鴉図屏風」(部分)

学習院女子大学教授 今橋理子

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水墨画による六曲一双の屏風。降り積もる雪の表現には紙の白地が活(い)かされ、ほとばしるように降る雪の描写にのみ胡粉(ごふん)を使っている。雪松の大木をよじ登る一羽の兎(うさぎ)。それを目指すかのように、左側からは別の一羽が走り寄る――という、何とも不思議な光景である。実はもう片隻には梅の大木が描かれ、そこに二羽の鴉(からす)が飛来している。闇と降り続く雪の白さに魅入られるが、作品が何を意味するの...

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