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エルゾーグ「処女峰アンナプルナ」 ヒマラヤへの夢

山岳書の森を歩く(1) 節田重節(「山と渓谷」元編集長)

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2021年は「日本百名山」を著した深田久弥の没後50年。この名著を含め、読み継がれる山岳書は数多い。山岳雑誌「山と渓谷」元編集長の節田重節さんが道案内する。

「あっ、手袋!」

体をかがめるだけの余裕もなく、手袋が手もとからすべり、さっと落ちてゆく!(中略)この手袋の動きは、手のほどこしようのない、なにかしら取り返しのつかない決定的なものとして、ぼくの目に刻み込まれる。どうすることもできない!

モー...

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