独自経済圏に期待 メタバースが開く未来を知る4冊
東京大学教授 稲見昌彦(今を読み解く)
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メタバースという単語が新聞の紙面を飾るようになって久しい。多くの読者は「ゴーグルをつけて、ゲームを楽しむもの」と思っているかもしれない。そんな先入観を覆しメタバースが社会や経済にもたらす豊かな可能性を、当事者の立場から解説した書籍が立て続けに登場したので紹介しよう。
加藤直人『メタバース さよならアトムの時代』(集英社・2022年)は、メタバースプラットフォームを運営するクラスター(東京・品川)...