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パワハラ・セクハラ・低報酬 文化芸術は変われるか

「やりがい搾取」を許さない まとめ読み

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パワハラ、セクハラ、長時間労働。文化芸術の分野で問題が頻出しています。好きなことをしているから仕方ない。そんな「やりがい搾取」を許すと芸術の未来は暗いでしょう。改善の動きを追いました。

(1)文化芸術「やりがい搾取」続く 性被害告発、対策進まず


俳優で文筆家の睡蓮みどり氏は昨春、男性映画監督からの性被害を実名で告発した。米国発で起きた性暴力やハラスメントの告発運動「#Me Too」から遅れること5年。日本でも機運は高まったかにみえたが、早くも風化の兆しがある。…続きを読む

(2)創作の現場、パワハラ被害者9割の衝撃 勉強会の動き


9割がパワハラ被害の経験あり――。創作活動に携わる当事者でつくる「表現の現場調査団」が2021年に発表したアンケートは、文化芸術界で働く人々の衝撃的な実態を明らかにした。…続きを読む

(3)展覧会、アーティストの実質報酬ゼロ? 最低基準策定も


「アーティストフィーは……ゼロ?」
フランス在住の現代美術家、村上華子氏は、日本の美術館で個展を開く際に提示された条件を見て、言葉を失った。数カ月かけて新作20点以上を制作したが、材料費などの実費以外はゼロ。展覧会全体の予算は500万円以上にのぼるにもかかわらず、自身は実質「ただ働き」だったからだ。…続きを読む

(4)舞台スタッフ、事故やケガ隣り合わせ 契約書の締結必要


いよいよ明日は舞台の幕開け。ここ数日、ほぼ不眠不休で作った大道具は何とか間に合った。息をついた瞬間、通りがかった演出家が首をひねって「ここ、全部直しといて」。一瞬ひるむが、むちゃな要望に応えてこそ一流ってものだ。朝までに仕上げてみせる。…続きを読む

(5)文化予算削減のしわ寄せ 芸術家守る法整備を


「20年前、映画界にスタッフとして入ったころ、撮影現場で殴る、蹴るの暴力はよくあった。睡眠時間もほとんどなかった。そういうものだと思っていた」。映画監督の深田晃司氏は振り返る。…続きを読む

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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