正しい医療情報をマンガで伝える 監修など専門家も支援
中垣恒太郎(専修大学教授)
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患者と医師の間には疾患やその治療に関する情報量に違いがある。この差によって見逃されがちな病を巡る個々人の経験や苦しみをマンガで表現し、多くの人が共有し共感する。私は医療の領域にマンガを効果的に導入する「グラフィック・メディスン」という取り組みに携わっている。
対象は医療に加えて、障害、LGBTQ+(性的少数者)、ケア(例えば介護をする側とされる側)なども含む。数量化で捉えられがちな医療現場にあっ...