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将棋王座戦、木村九段が挑戦 佐藤会長の快挙ならず

永瀬王座との五番勝負は9月1日開幕

(更新)

第69期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)の挑戦者決定戦が19日、東京都渋谷区の将棋会館で指され、132手で後手の木村一基九段(48)が佐藤康光九段(51)を破って挑戦権を獲得した。2連覇中の永瀬拓矢王座(28)との五番勝負第1局は、9月1日に仙台市のホテルメトロポリタン仙台で指される。

日本将棋連盟会長を務める佐藤九段の挑戦となれば、故・大山康晴十五世名人が1986年に挑戦した名人戦以来、現役会長による35年ぶりのタイトル挑戦という快挙となるところだった。

今回の王座戦が「(タイトル戦に出られる)ラストチャンスでしょう」と事前に語っていた木村九段は挑戦権獲得を決めた直後、「うれしいです」と話した。五番勝負については「永瀬王座は充実している方。精いっぱい体調を整えて頑張りたい」と抱負を語った。敗れた佐藤九段は「大山先生の記録は恐れ多くて全然考えていなかった。年はかなりいってますが、まだ強くなれると思っている。ミスをなくすことが課題」と険しい表情を見せた。

木村九段は力強い受けを得意とし「千駄ケ谷の受け師」の異名をとる。2019年には史上最年長の46歳で初タイトルの王位を獲得、「中年の星」として注目を集めた。昨年、藤井聡太二冠(19)に王位を奪われて無冠となったが、さらに年齢を重ねながら再び大舞台に戻ってきた。王座戦は2008年以来13年ぶり2度目の挑戦となる。

この日の将棋は相矢倉模様で始まり、先手の佐藤九段が右玉に構えた。中央を手厚く構えた木村九段に対し、佐藤九段が細かい技を駆使して攻めかかる。木村九段は受けながら駒を蓄え、手薄な右辺から一気に先手陣を崩した。

木村一基九段(きむら・かずき) 1973年生まれ。千葉県四街道市出身。佐瀬勇次名誉九段門下。97年四段プロデビュー。タイトル獲得は王位1期。今回の王座戦が9度目のタイトル戦登場となる。

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