「人間の尊厳、世界に響いた」早川監督、万感の公式上映
カンヌ映画祭リポート④
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日本映画界にとって今年のカンヌ国際映画祭での最大の慶事は、早川千絵監督の長編デビュー作「PLAN 75」が斬新な作品を集めた「ある視点」部門に選出されたことだ。20日夕、同部門の主会場であるドビュッシーシアターで公式上映があり、早川、出演者の磯村勇斗、ステファニー・アリアンが出席。上映後には観客から大きな拍手が送られ、3人は立ち上がって応えた。
同作は是枝裕和監督が初めて総合監修を務め、日本の未...